カットの手引き

髪は常に動いている

カットが上手な美容師は、「切ってからしばらく経っても髪型が崩れない」「自分でもセットが簡単にできて扱いやすい」という二つを条件を必ず満たしてくれます。

 

このような技術をご提供する為に、美容師が必ず頭に入れておかなければいけない事があります。

それは、「日常生活の中で、髪がピタッと静止した状態で止まっていることはない」ということです。

 

髪は常に動いています。これをしっかりと理解し、カットに反映させていかなければ、持ちが悪いヘアスタイルになってしまうのです。

 

私達は、カットの基礎を学ぶ時、はじめはヘアウィッグを使って、様々なヘアスタイルが作れる状態までひたすら練習します。その際、切っているウィッグは静止した状態です。

 

しかし、実際にお客様の髪を切る時には、静止などはしておらず、ウィッグと違って、髪の流れと髪の癖が複雑に混じり合って、常に髪が動いています。

髪の乾かし方一つで、髪は色々な方向に動き、定まっていません。

 

ですから、カットの基礎を学んだ後、髪の動きを考えて切るという事は、かなり実践経験を積まなければ身につけられないのです。

 

なぜこのような話をするかと言いますと、髪の動きを理解して切る事は本当に難しく、分かっているようでなかなか出来ない。出来ないが故に、カットが上手くならない美容師がたくさんいます。

 

「カットは目で切る」とも言いますが、カットをする際は、髪の動きをよく把握して、動き方を見極めて、動かしながら仕上げていく事が、上手いカットの絶対条件なのです。

 

道具を使い分ける重要性

髪を切る道具はハサミだけでなく、レザー(かみそり)や、すきバサミなど、様々な種類があります。

 

道具は使うものによって、毛先の切り口が大きく変わり、仕上がりに決定的な影響を与えます。

 

例えばハサミで切れば、切り口は円柱の形をし、

 

レザー(かみそり)で切れば、筆のような仕上がになります。

 

この切り口をコントロールする技術は、カットをする上で大変重要です。この道具の使い分けが、ヘアデザインのクオリティーを大きく決めるのです。

 

すけばすくほど髪は傷んでまとまらない

最後に、カットが上手いか否かは、髪のすき方を見れば一目瞭然です。

 

髪はすき方を間違えると、枝毛が増えて切れ毛になり、返ってボリュームが出て広がります。

 

「カットが上手い美容師は、すきバサミに頼らない」とも言いますが、本当に上手い人はカットのバランスとすき方が絶妙なのです。

 

 

私は、これまで1万人以上の髪を切ってきましたが、カットは美容師の命とも言うべき技術です。

だからこそ、細部までこだわり、満足頂ける技術をご提供させて頂きたいと常に思っております。

 

 

ELENA -エレナ- 「本質的ヘアケアとハーブで髪質改善」

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