カットについて④「似合わせについて」

今から10年前に、ヨシ・トーヤさんという、美容師界のレジェンドとお会いして、お話を伺う機会がありました。

 

ヨシ・トーヤさんの言葉に、“カットはどれだけ切るかじゃない、どれだけ残すかだ”

 

という言葉があります。

 

私はこの言葉を初めて聞いた時、サッパリ意味が分かりませんでした。

 

しかし、それから何年も経って、1万人以上の髪を切った頃に、この言葉の意味がよく分かるようになりました。

 

普通カットをする時は、「何センチくらい切ろうかな?」と、これから切るべき長さに意識がいきます。

 

よく、『今日は何センチくらい切りますか?』と美容師さんが聞く事がありますが、そういう感覚が普通です。

 

しかし、重要なのは、「これから切る長さ」ではなく、「切り終わった後の長さ」を意識することであり、「ここを切ったらどれくらい長さ残るかな?」と常に考えカットする事なのです。

 

 

「どれだけ切るか」というのは、「ただ長さを切り、髪型をつくるだけの意識」であり、

 

「どれだけ残すか」というのは、「似合わせを考えながらカットする意識」だと気づきました。

 

 

私の似合わせの原点はここにあります。

 

 

髪型を作ることがゴールじゃなくて、

 

髪型をお客様に似合わせて、その方に合った女性像を作り、

 

素敵なライフスタイルをサポートすることがゴールですから、

 

日々そこを目指してカットさせて頂きます。

 

 

 

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