今から10年前に、ヨシ・トーヤさんという、美容師界のレジェンドとお会いして、お話を伺う機会がありました。
ヨシ・トーヤさんの言葉に、“カットはどれだけ切るかじゃない、どれだけ残すかだ”
という言葉があります。
私はこの言葉を初めて聞いた時、サッパリ意味が分かりませんでした。
しかし、それから何年も経って、1万人以上の髪を切った頃に、この言葉の意味がよく分かるようになりました。
普通カットをする時は、「何センチくらい切ろうかな?」と、これから切るべき長さに意識がいきます。
よく、『今日は何センチくらい切りますか?』と美容師さんが聞く事がありますが、そういう感覚が普通です。
しかし、重要なのは、「これから切る長さ」ではなく、「切り終わった後の長さ」を意識することであり、「ここを切ったらどれくらい長さ残るかな?」と常に考えカットする事なのです。
「どれだけ切るか」というのは、「ただ長さを切り、髪型をつくるだけの意識」であり、
「どれだけ残すか」というのは、「似合わせを考えながらカットする意識」だと気づきました。
私の似合わせの原点はここにあります。
髪型を作ることがゴールじゃなくて、
髪型をお客様に似合わせて、その方に合った女性像を作り、
素敵なライフスタイルをサポートすることがゴールですから、
日々そこを目指してカットさせて頂きます。
ELENA「エレナ」西荻窪 -『本質的ヘアケアとハーブで髪質改善』
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